CREDO-信条-

地元の病院で手術が決まっていますが、
どうも不安です。

当科は心臓外科手術を行う診療科です。
私(南渕明宏)を中心に、奥山浩、中川博文、寺田拡仁、
そして研修医師の諸兄姉、といった専門医療集団が、
冠動脈バイパス手術、心臓弁の形成術、人工弁置換術、
大動脈瘤の手術を行っています。
患者さんは全国から心臓の手術を受けに当科にお越しになられます。
ではどのような経緯で当科に辿りつかれるのでしょうか?
まずは当科専属のコーディネーター、深津より子に電話連絡(045-949-7660)が入ることで患者さんと交流が始まります。
患者さんのお立場や考え方は様々です。
「地元の病院で手術が決まっているが、どうも不安でどうしてもそちらで手術を受けたい」
こういったケースが当科で手術をお受けになる患者さんの大半です。

しかし一方で、
「時々なんだか胸が苦しくなるんですが、心臓病でしょうか?」
そもそも心臓病と診断される以前の状態の患者さんからの相談もあり、
対応に苦慮することもあります。

よく話を聞くと、かかりつけのお医者さんとの
コミュニケーションがよくとれていない、という相談だったりします。
患者さんは不安のどん底にあります。
病気を告げられた患者さんの頭の中は
「これからどうなるんだ・・・」
そういう不安から逃れたい人は、たまたまはいってきた
都合のいい解釈を信じてしまいます。
「症状がまだないからこのまま様子を見る、でいいんですよね。手術は嫌ですから」
反対に大げさに考えて
「もう、何が何でも徹底的に今ここで治してください!」
こんな方もいらっしゃいます。
医療者の日々は研鑽、精進ですが、数多くの心臓外科治療を行ってきた我々のグループにご相談いただくのも一興とお勧めする次第です。
当科へのアプローチは当院の地域連携室(045-949-7151)を経由される場合もありますが、皆さんは事務職の方で医療知識がなく、当科に限らず、具体的なアドバイスは得難い状況です。
すでに紹介状をお持ちの方が
また、かかりつけの医師の方に紹介状をいただける場合は、あて先を
「昭和大学横浜市北部病院循環器センター 心臓血管外科」として下さい。

心臓の外科手術が必要と判断されたわけではない、
「よく調べてもらいなさい」と主治医からご指示いただいている患者様は、
循環器内科(昭和大学横浜市北部病院循環器センター・循環器内科)での受診をお勧めします。
そこで「これは手術が必要!」となれば当科に担当が変わることになります。

当科への受診に限らず、紹介状がなくても受診は可能ですが、専門分野での診療を希望される
それなりの合理性(理由)がない場合は(別臓器の疾患が疑われる場合や、対処しかねる病態である場合)
双方時間がかかったり気まずい思いをする場合がありますのでご了承ください。

しかし今までかかっていらっしゃったお医者さんとは180度、全く違う見解が見出されることもあり、
まあとにかく診察させていただく、というのもあなたの生命予後のために意義深いことかもしれません。

昭和大学横浜市北部病院循環器センターの外来診察は南渕が木曜日午後、
奥山が水曜日午前となっておりますが、患者様の状況に応じて
曜日、時間帯は臨機応変に対応しております。
外来受診から入院、手術、退院まで一貫してコーディネーターの
深津よりこがお世話いたします。
TEL.045-949-7660
専属コーディネーター 深津よりこ 
※水曜日のみ垪和美由紀045-949-7325が取り次ぎます。
患者さまご紹介の問い合わせも常時心待ちにしております。